調剤薬局と言いますと、薬剤師の国家資格を取得した人が働く場所としましては、以前から中心的なカテゴリーとなっていますけれども、特に東京都内や首都圏と言われる地域に於きましては、人材が飽和状態となっているというような傾向があり、求人情報の数は非常に少ないというのが実情となっています。
この実情の原因となっていますのは、報道などで大きく取り上げられた2012年問題によるものと、正社員としての雇用率が高い調剤薬局に勤務する、薬剤師(特に管理薬剤師)の定着率が高く、離職が少ない事もあり欠員が中々出ないというポイントが、大きいのではないかと考えられます。
その為、転職支援サイトやハローワーク、求人誌、フリーペーパーなどの各媒体に、調剤薬局の求人情報がアップされますと、応募が殺到し非常に高倍率となると言う傾向が、近年は続いています。
一般的に調剤薬局と言えば、薬を扱う仕事と思われがちですが、求人情報サイトに多いのは調剤薬局スタッフの仕事です。薬を扱う以外に、薬局の受付や会計、患者さんへの請求書を作成したり、「レセプト」と呼ばれる診療報酬の明細書を作ったりするのが仕事です。
パソコンを入力する作業が多いので、デスクワークの一種となります。求人サイトの中には、この仕事が「事務」というカテゴリの中に含まれていることがあるようです。「事務職」や「デスクワーク」というキーワードで探してみてください。
未経験でも募集しているところがありますが、医療事務の経験者が優遇される場合もあります。薬を扱う場合は、薬剤師の資格が必要になりますが、資格を必要とされない場合もあります。調剤薬局の仕事は、正社員、派遣社員、アルバイト、パートなどに分かれて募集されています。